犬質、出陳頭数、規模において世界のドッグショウでナンバーワンのCRUFTS。今年も例年どおりバーミンガム エキビジション センター
で開催されました。英国は8グループ制ですので一日2グループづつ4日間開催します。総数20,000頭以上のエントリーがあり、ショウ以
外にも多種多様の催しが盛りだくさんで、愛犬家を楽しませてくれます。このクラフト展の前進はチャールズ クラフト氏が開催したテリア展
と言うこともあってテリアの日には多くの外国人も観戦に訪れます。
今年は、エアデールテリアのブリーディングを始めた当初からの夢であった『自分のブリーディングした犬をエントリ
ーして自分でハンドリングする』という夢が叶った、私にとっては特別なCRUFTSでした。この度の経験は日本での協力者及び
英国での協力者との太い信頼関係の中で始めて実現するものと実感しました。しかし、そうした中でも最も重要な事は良い犬でなければ
ならないと言うことです。
昨年8月イギリス チャンピオンを獲得したエース(INT.CH. CEDAR CREEK SUPER MASTER)。
エースは2002年1月に渡英して昨年のクラフト展が英国デビュー、Saredon犬舎のウォーレン君がハンドリングして見事3席に入賞しまし
た。これ以来エースとは一年ぶりの再会で、このエースをクラフトでハンドリングする事になりました。エースがチャンピオンを獲得していな
ければ今年のこのチャンスは無かったでしょう。つまり、チャンピオンになっていなければ2002年の年末で帰されていたに違いないから
です。
英国でのエアデールテリアの人気の高さは、そのリングの周りの観客の多さで判断できます。その中でのハンドリングは大変緊張しまし
たが、結果は4席入賞でした。成績は昨年より1席落ちましたが、英国においては外人の自分がハンドリングして入賞したことはエースの
犬質の高さと、意義のあるものでした。この経験を生かして更に良いテリア作りに励み、またクラフトでハンドリング出来るよう頑張りたいと
思います。
エースは同じ飛行機で1年ぶりに日本に帰国しましたが、エースの子供達がサレドン犬舎にいます。子供達の今後の活躍が楽しみです。
今エースはオーナーである森様のところでのんびり生活します。